骨盤矯正の謎
よく街中で見かける「骨盤矯正」という文字。お客様からも「骨盤が歪んでますね、足の長さが違いますね」など言われたことがあるという方は少なくありません。
骨盤矯正してもらっても、また戻ってしまう。継続的に通わないといけない。と認識されている方が多いようです。皆様も1度は経験されたことがあるのではないでしょうか?
今回はなぜ骨盤は歪んでしまうのか?、と私の考える骨盤矯正の理想をお話したいと思います。
今まで数千人の方を施術させていただき、骨盤が歪んでいない方は殆どいません。皆さん基本的には骨盤は歪んでいるということです。そもそも骨盤が歪むということはどのようなことか?
骨盤の動きは前後の傾き、左右の高さの傾き、水平の捻れ、などがあります。
よって骨盤が歪むということは前後左右のバランスが悪いということであると解釈しています。
それではなぜ骨盤は歪んでしまうのか?を説明したいと思います。
1つは重力や自転の影響です。人間は地球上にいる限り、常に重力と自転の影響を受けています。自分の体重を上下かつ回転方向からの影響を無意識に制御していることになります。
ある先生は北半球と南半球に住んでいる方で、首の捻れが左右違うことが多いと報告しています。
2つ目は利き手や利き足に準じた道具や物の影響です。殆どの道具や物は右利き用に作られています。したがって左利きの方でも、無意識に右手での使用頻度が高いと思います。
また利き足に例えると螺旋物も同様です。グラウンドや螺旋階段などは殆ど左回りで作られています。
以上のことから人間は決まった方向の歪みが出やすい可能性が高いと考えています。よって前後左右均等な姿勢や動作ができる人は殆どいないと思われます。
最後に私の考える骨盤矯正の理想は、自分で歪み(前後左右差)を認識でき、かつそれに応じたストレッチやエクササイズを日頃から行える、です。
私も骨盤の歪みを自覚しています。不調の時は自分で自己メンテナンスを行っています。
自分の歪みを認識したい方、自己メンテナンス方法を知りたい方はご相談ください。
姿勢改善コース 40分 ¥6000+tax