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2019.08.21ブログランニング

ランニングにおける着地方法

ランニングのチェックポイント

①背筋を伸ばす、猫背にならない

②肩の力を抜く、出来るだけリラックスする

③顎を引く、顎が上がらないように

④肘を曲げる、しっかりと後方に引く

⑤着地の仕方(踵 or 足裏全体)

⑥足の向き、真っ直ぐ着地する

今回は⑤着地の仕方(踵 or 足裏全体)について、お話したいと思います。 ランニングをされている方であれば、最も関心のあることかと思います。

ミッドフットが良いのか、ヒールストライクが良いのか、インターネットでの論争をよく見かけます。

間違った内容も多く見られますので、ここでは運動学や動作分析から考えられる着地について、解説できればなと思っています。

まず着地の方法です。大きく分けて3通りあり、それぞれメリットとデメリットがあると紹介させていることが多く見受けられます。以下、様々な情報をまとめてみました。

1)踵から接地(ヒールストライク)

最も一般的な方法で踵から着地するランニングフォームをヒールストライク走法と呼ばれています。
・ブレーキをかけながら走っている方法である。

・地面についている時間が長くなるため、距離が増えるほど負担も大きくなる。

・初心者の方に多く見られる。

・日本人には自然な走り方、ふくらはぎやアキレス腱への負担が少ない。

・地面への着地時間が長いと、身体は前に向かっているため、膝を痛めやすい。

 

2)足裏全体で接地(ミッドフット)

最近、話題となっている足裏全体で着地する方法をミッドフット走法と呼ばれています。

・ふくらはぎの筋肉など小さな筋肉ではなく、お尻の筋肉を使って走ることができる。

・足の裏全体で衝撃を吸収することができる。

・上下動が少なくなるので、エネルギー効率が良くなる。

・膝から上への負担は少なくなるが、ふくらはぎやアキレス腱への負担は大きくなる。

 

3)つま先から接地(フォアフット)

アフリカ人に多くみられる着地の仕方、つま先よりで着地する方法をフォアフットと言われています。

ヒールストライクは体重の2.2 倍の衝撃、フォアフットでは体重の 1.6 倍の衝撃を受ける。

省エネ走法である。

接地時間が短くなるので、膝から下の筋肉へのダメージが少ない。

着地面積が小さいため、衝撃を分散することが出来、脚への負担が軽くなる。

膝を含め脚への負担が軽い分、ふくらはぎやアキレス腱への負担は大きくなる。

 

以上が、一般的な見解です。色々な意見がありますが、次回はこの見解に対する私の考えを紹介したいと思います。

 

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