ゴルフと痛みの関連性(右肩編)

前回はゴルフと左肩痛、いわゆるスイングショルダーについて解説しました。

今回はゴルフにおける右肩痛についてお話したいと思います。

原因は腰痛や左肩痛と同様に、トップオブスイング時の胸椎回旋不足です。右肩痛の場合は右肩で代償していると言うことです。

そもそも肩関節は肩甲骨と連動して動きます。胸椎を回旋するには肩甲骨の筋力が不可欠です。ですからトップオブスイングで右腕を振りかぶる際に右肩後面の筋力が優位に働くことで発症します。

トップオブスイングで胸椎回旋を行うには以下の筋力が必須です。

上の写真は肩のインナーマッスルです。上腕と肩甲骨の筋力バランスが崩れることで肩痛が出現します。

下の写真は背骨と肩甲骨を繋ぐインナーマッスルです。この僧帽筋の中部と下部が正常に働くことで胸椎回旋が行うことができます。

例を挙げてみましょう。

この写真はトップオブスイング時の胸椎回旋の練習かと思います。アドレス姿勢はキレイですが、骨盤と股関節で回旋し過ぎています。その結果、骨盤と左膝を捻ることでトップオブスイングを可能としています。

本来であれば、この動き(胸椎回旋)を立位で、かつ右腕(＋クラブ)を振りかぶらなければなりません。かなりの筋力が必要となります。

また右肩優位の筋活動は胸椎回旋不足になるだけでなく、ダウンスイング→インパクトへも影響を呈します。

トップオブスイングでのタメができなければ、最も力を加えるインパクトで上腕優位の打ち方(手打ち)となってしまいます。

これがゴルフにおける右肩痛のメカニズムです。

ゴルフでの右肩痛でお悩みの方、ゴルフフォームでお悩みの方はご相談ください。

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