坐骨神経痛の評価方法とは?
前回は坐骨神経痛の診断と臨床所見について解説しました。画像所見=臨床所見ではないことをご理解いただけたかと思います。
今回は坐骨神経痛に対しての評価の仕方についてお話したいと思います。
まず原因は大きく分けて3種類と言いました。①腰由来(椎間板ヘルニア)、②腰由来(脊柱管狭窄)、③お尻の硬さ由来、です。
坐骨神経痛で最も生活に支障をきたすのが、間欠性跛行です。これは歩行時に足がしびれて、痛くて歩けなくなってしまう症状で②に該当します。酷くなると10分も歩けないという方も多くいらっしゃいます。
評価の仕方としては体幹を後屈したときにしびれまたは痛みが出現するかどうか、です。これで症状が出れば②としてアプローチします。
①③の評価の仕方は体幹を前屈した時の症状を確認します。症状が出れば次の評価に移行します。
次の評価は仰向けで寝た状態で足を伸ばしたまま持ち上げます。これで症状が出れば①としてアプローチします。
上記で症状が出ない場合は坐骨神経を伸張(ストレッチ)して症状が出るか確認します。これで症状が出れば③としてアプローチします。
このようにして評価し、アプローチ後に症状が軽減または改善するかを判断しつつ施術方針を決定します。
坐骨神経痛でお悩みの方はご相談ください。
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