しびれの鑑別方法とは?
前回は首以外のしびれについて解説しました。末梢(腕から先)でのしびれの原因がご理解いただけたかと思います。
今回はしびれの鑑別方法についてお話したいと思います。
首からの神経は番号順に指先まで走行しています。それぞれどこの領域を支配しているか決まってます。
ですから、しびれの原因が首からの影響か、それとも腕から先の影響かを鑑別することが非常に重要です。
基本的にレントゲンでは神経の圧迫までは断定できません。神経の圧迫の有無はMRIが必要です。しかしながら、以前も説明しましたが画像所見が全てとは限りません。
首からの影響でのしびれの場合は、首の位置でしびれが放散するかで予測します。首を後ろに傾けかつ左右に倒すことで、しびれが出現すれば首からの影響を疑います。
その次は肩甲骨の位置です。肩甲骨を正常なポジションに誘導して、首を傾けた時のしびれの変化を確認します。これでしびれが軽減すれば肩甲骨由来と予測します。
最後は腕から先の影響です。橈骨神経や正中神経、尺骨神経を単独でストレッチしてしびれの有無を確認します。これでしびれが誘発されれば腕から先の問題と仮定します。
しびれでお悩み方はご相談ください。ちなみにトップページの画像は椎間板ヘルニアです。
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