こんな時どうしたらいいの?(膝関節痛)

私は国家資格である理学療法士として20年の臨床経験、整形外科クリニックに10年勤めた経験からよくある質問に答えたいと思います。
今回は「膝関節痛」になった時どうすればいいか、です。
膝関節痛は大きく分けて、急性症状と慢性症状に分けられます。
急性症状はスポーツや日常生活で明らかに、膝を捻ったなどのエピソードがあるもので、痛くて曲げられない、痛くて足がつけない、どんどん膝が腫れてくる、などの症状が認められます。
整形外科を受診すると、レントゲンやMRIで靭帯や半月板の損傷、ひどいと骨挫傷になることがあります。
一方、慢性症状は明らかに怪我をしたエピソードもなく、徐々に痛みがひどくなっていき、歩行や階段など日常生活に支障をきたすなどの症状が認められます。
整形外科を受診するとレントゲンで関節が摩耗や変形を指摘されることもあります。当サロンでは多くは後者の慢性症状の方がご来店されます。
慢性膝関節痛の原因は、ほとんどが筋力低下です。
ただし、痛くなっている膝関節は必ずしも筋力低下が起こっているわけではなく、主原因は必ず他にあります。
この事実を理解していないと、慢性膝関節痛は完治しませんので、ご注意下さい。
例えば、下肢は左右の股関節と膝関節と足関節に分けられます。
右股関節の筋力低下が徐々に進行すると、代償的に反対の股関節や膝関節、足関節に負担を集中させます。
その中でもより踏ん張れる関節を選択することで、右股関節の負担を減らします。
それが右膝関節であれば、負担が集中し、筋力の限界を超えると痛みが出現します。
この場合は、右膝関節に対してはストレッチやマッサージ、右股関節に対して筋力トレーニングをすることで、完治を目指します。
慢性膝関節痛でお悩みの方はご相談ください。
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