ランニングで顎が上がるのはなぜ?
お待たせしました!
ランニングフォームについてのブログを再開したいと思います。
再度確認ですが、一般的な正しいランニングのチェックポイントは以下の通りです。
①背筋を伸ばす、猫背にならない
②肩の力を抜く、出来るだけリラックスする
③顎を引く、顎が上がらないように
④肘を曲げる、しっかりと後方に引く
⑤着地の仕方(踵 or 足裏全体)
⑥足の向き、真っ直ぐ着地する
今回は③顎を引く、顎が上がらないように、についてお話したいと思います。
ランニング中に顎が上がってしまう要因は主に2つあります。
1つは、呼吸機能の低下です。
ランニング中の疲労とともに、徐々に呼吸が苦しくなった経験は皆さまあるかと思います。
酸素量の低下とともに、より酸素を供給しようと顎を上げて呼吸を大きくすることが原因です。
2つ目は上半身と下半身のバランスです。
理想的なフォームは下半身に対して、垂直に上半身が位置すればエネルギー効率が良いフォームと言えます。
しかし体幹機能が低下してしまうと、前方への推進力を上半身を前に傾けることで可能とします。
上半身が過度に傾くことで、頭部はこれ以上前方へ傾けるのを防ぐため、顎を上げてバランスを取ります。
これが顎が上がってしまうメカニズムです。
ですから、意識的に顎を引く、上がらないように!という指示では改善できません。
呼吸機能は勿論、体幹機能とそれに対する上半身と下半身のバランスが重要となります。
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