膝の内側の痛み
前回は膝の前面の痛みについて解説しました。膝の前面の痛みに対して、膝を伸ばすエクササイズは効果的でないと認識が変われば幸いです。
今回は膝の痛みで最も多い、膝の内側の痛みについてお話したいと思います。
一般的に知られているのが関節痛による痛みです。整形外科で変形性膝関節症と診断された経験がある方は多いかと思います。
実は膝の内側の痛みには大きく分けて3種類あります。1つ目は上記のような関節痛、2つ目は靭帯による痛み、3つ目は筋肉の痛みです。
内側の痛み=関節痛で変形の予防に対してアプローチすると認識される場合が多いですが、靭帯や筋肉の痛みの可能性もあります。
靭帯の痛みはスポーツなどでイメージしやすいかと思いますが、内側にある靭帯を内側側副靱帯と言います。
筋肉の痛みは太ももの筋肉である縫工筋、薄筋、半腱様筋が付着する鵞足に痛みが出ることが多いです。特にランニングで痛める方が多い筋肉とも言えます。
膝関節は膝が内側に入る時に負担が強く、その負荷を筋肉、靭帯、関節の順で保護しています。ですから慢性的に負担がかかり過ぎた結果が変形性膝関節症となります。
経験上、若年層での膝の内側の痛みは関節痛でない場合が多く感じます。また高齢者の関節痛も、適切な施術とエクササイズで改善される方は非常に多くいらっしゃいます。
最後に膝の内側の痛みの主原因は膝の捻れ(歪み)です。したがって歪みを改善させないと頑張ってリハビリや筋力トレーニングしても効果は期待できません。
ランニングでの痛みや関節痛など、膝の内側の痛みでお悩みの方はご相談ください。
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