股関節痛の治し方②

前回は股関節の「種類」についてお話しました。
今回は股関節の「メカニズム」について解説しようと思います。
まずは大枠の痛みに関して、外傷(打撲、捻挫など)以外の痛みはその一部に負担が集中することで発症します。
その原因は主に筋力の低下で、筋力バランスが崩れ一部に負担が集中してしまいます。
ですから痛みがある部位の近くのいずれかに筋力低下の部位があるということです。
まずこの事実を理解しないとあらゆる痛みは完治しません。
また長年の臨床経験から右股関節痛と左股関節痛では原因が違うことが分かりました。
まずは右股関節痛から、実際に診て治療しないと確定はしませんが、多くは左下半身の筋力低下が由来です。
左下半身の踏ん張りの弱さ(筋力低下)を右股関節(お尻の筋力)で庇っているということです。
お尻の筋力で踏ん張れる限界を超えると筋肉の痛みとして自覚します。
さらにそれが慢性化すると神経痛(坐骨神経痛)、関節痛(変形性股関節症)へと移行します。
次は左股関節痛ですが、多くは腹筋の筋力低下または太もも後面(ハムストリングス)の筋力低下から左股関節で庇うパターンです。
このメカニズムを理解して、原因となる部位の筋力を強化しないと股関節痛は完治しません。
または違う部位で庇うことになりますので、腰痛や膝痛になることをしばしば経験します。
股関節痛でお困りの方、ご来店お待ちしております。
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