膝痛と腰痛が関連するのは何故か?
前回はアプローチの実際、施術の流れについて解説しました。どんな整体なのか?少しでもイメージがついて頂ければ幸いです。
今回は膝痛と腰痛の関連性をお話したいと思います。
膝痛なのになぜ腰痛に対して、先にアプローチするの?と思われた方が多いと思います。
腰痛といっても幅が広いです。背中全体が痛い、おしりが片方だけ痛い、足までしびれる、長時間座ってると痛い、腰を反ると痛いなど多種多様です。
本来であれば、問診や評価から1人1人原因を導き出しますが、今回は一般論を述べたいと思います。
人間は必ずバランスが取りやすい、または体重を乗せやすい足が存在します(利き足とはまた違うのですが)。体重を乗せる時に働く筋肉がおしり(大殿筋や中殿筋)です。したがって左右どちらかのおしりの筋肉には負担がかかっていると言えます。
大殿筋は胸腰筋膜を介して反対側の広背筋と連結します。そのため腰痛や肩痛の原因となり得ます。また大殿筋の下には大腿四頭筋の1つである外側広筋が連結しています。
中殿筋は腸脛靭帯(白い太い靭帯)を介して大腿筋膜張筋と連結します。
この外側広筋も腸脛靭帯も膝関節の外側に付着するので、膝関節を外旋させます。おしりに負担がかかるということは、連結する膝関節外旋させる筋肉にも負担がかかっているということです。これが腰痛由来の膝痛のメカニズムです。
腰痛または膝痛でお悩みの方はご相談ください。
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