首痛の治し方③

今回はいよいよ首痛の治し方、まずはチェックポイントについて解説したいと思います。
前回もお話しましたが、首痛の主な原因は「背骨の機能不全」です。
頭が胴体に対して垂直に位置していれば、首に負担がかかることはありません。

しかしながら、多くの方は頭が胴体に対して前方に位置しています。
この位置では頭の重さ(体重の10%)を首や肩甲骨の筋肉を緊張させてバランスをとることになります。
これが肩凝りの原因であり、そもそもは肩甲骨や腹筋の筋力低下(胸椎と腰椎の不安定感)いわゆる背骨の機能不全から起因しています。
チェックポイントは胸椎の柔軟性、腹筋の筋力、首の動き、肩の動き、肩甲骨と腹筋の同時収縮の5点です(YouTubeでも公開してます)
①胸椎の柔軟性


横向きで寝て胸を開きます。
骨盤から下半身は固定し、上半身を回転させます。
肩が床につけばOKです。
②腹筋の筋力



膝を伸ばした状態からゆっくり起き、ゆっくり戻ります。
また膝を曲げた状態でも行います。
③首の動き


座位で首を前後に動かします。
首に痛みや詰まり感がないか確認します。
正常では首(頚椎)だけの動きではなく、胸椎と腰椎が連動して動きます。
④肩の動き


座位で片方ずつバンザイします。
肘は曲がらないように、肩が耳を超えれば正常です。
⑤肩甲骨と腹筋の同時収縮



壁に背中をつけて座ります。
頭、背中、腰が浮かないようにバンザイします。
腹筋を意識して腰が壁から離れないように、肘を伸ばして手が壁につけはOKです。
また片足を上げた状態でも確認します。
いかがだったでしょうか?
ご自身の可動域制限、筋力低下、背骨の機能不全を自覚された方、多いのではないでしょうか?
次回は首痛に対してのアプローチを紹介したいと思います。
首痛でお悩みの方、ご来店お待ちしております。
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