左股関節痛 2回目
【主訴】
左股関節痛は軽減するものの、長距離歩行後や起床後の痛みはまだある。
【追加評価】
①代償的な右股関節可動域制限
②左片足バランス不良
【追加アプローチ】
①右股関節可動域制限に対して
②左片足バランスエクササイズ
【結果】
①左への体重移動増加
②左足蹴り出し時の外側への荷重増加
【総括】
前回の施術から3週間後に来院。初回評価時より歩容、特に上半身姿勢が改善している。自主トレーニングの効果は得られ、今後上半身へのアプローチは必要はないと思われる。しかしながらまだ左への体重移動は不十分。
左への体重移動が不十分なため、右股関節(臀部)への負担が強く、外旋方向への制限あり。ご本人様も自己ストレッチ時に以前から自覚されている。
また左片足バランスの応用動作で保持が難しく、まだまだ左臀部や腹筋の強化は必須。左臀部は正常のまだ60%程度。
施術後は左への体重移動が増加するが、左足蹴り出し時の外側への荷重が増加してしまった。やはり外反母趾術後の影響が最も強い。
左臀部や腹筋の強化と並行して足部へのアプローチも継続、また代償的な右股関節への負担のバランスも考えなくてはならない。