腰痛と肩こりが関連する理由
前回は肩こりを下半身からアプローチする理由について解説しました。
今回は腰痛と肩こりが関連する理由をお話したいと思います。
よく肩こりが楽になったと思うと、腰痛が酷くなったり、腰痛が楽になったと思うと、肩こりが酷くなったり、といった経験はありませんか?
実は人間は自分の使いやすい筋肉を使うことで、姿勢を安定させています。
肩周りの筋肉で姿勢のバランスをとっていると肩こりになりやすくなります。また肩周りの緊張が緩和され、腰周りの筋肉で姿勢のバランスをとることで腰痛が出現しやすくなります。
ですからマッサージなどで肩周りの緊張が緩和され、肩こりは良くなったと思うと、腰痛が出現するということは根本の解決にはなっていないと考えられます。
例を挙げてみましょう。
この方は肩こりと腰痛が主訴で、立位姿勢は膝を突っ張らせて下半身を前方へ偏位させる癖があります。その下半身のバランスをとるため上半身は肩周りを緊張させる(後方へ引く)ことで、安定させてます。
もし肩周りをマッサージして緊張を緩和させてしまうと下半身が前方へ偏位しているので、他の場所を緊張させバランスをとることが予想されます。
その場合は腰を反り、腰周りの筋肉を緊張させ上半身を後方へ偏位させることが予想されます。この姿勢は腰痛が出現しやすい姿勢と言えます。
これが腰痛と肩こりが関連する理由です。
慢性的な肩こりや腰痛をお持ちの方は、このような姿勢パターンの可能性があります。お悩みの方はご相談ください。
痛み改善コース 40分 ¥6000+tax
姿勢改善コース 40分 ¥6000+tax